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2024/11/14 12:23:16
サントリー緑茶『伊右衛門』は、今回のリニューアルで、「より、緑へ。より、美味しく。」を目指し、味と香り、そして淹れたてのような緑茶の緑の水色(すいしょく)をさらに進化させた。
新TV-CMでは本木雅弘さん演じる伊右衛門さんの「あんたの緑茶、何色や」という問いかけに対し、藤井王位・棋聖が対局中に突然立ち上がり、建物の外へ出て「伊右衛門」のボトルを掲げながら、「こころが整うような、緑です」と答える。
藤井王位・棋聖の爽やかな演技と木々の緑、「伊右衛門」の緑が美しい新TV-CMになった。
さらに、同じく『伊右衛門』のTV-CMに出演する芦田愛菜さんと初共演し、同世代同士のスペシャル対談が実現。
将棋と役者というそれぞれの世界の第一線で活躍するお二人の、プレッシャーへの向き合い方や座右の銘など、ここでしか聞けないトークを披露。将棋界を牽引する、藤井王位・棋聖の新たな一面に注目。
芦田:初めまして。芦田愛菜です。
藤井:初めまして。藤井聡太です。
2人:よろしくお願いします。
芦田:今日は藤井さんにお会いできるという事で楽しみにしてきました。たくさんお話し聞かせてください。お願いします。
藤井:ありがとうございます。芦田さんは本当に以前から活躍されているので、自分より年下だと知った時は本当に驚きました。今日はよろしくお願いします。
芦田:よろしくお願いします。
Q.CMの撮影はどうでしたか?
芦田:藤井さんは今日撮影されてきていらっしゃるのですよね。お疲れ様でした。いかがでしたかCM撮影は?
藤井:そうですね。CM撮影の機会を頂くのは自分は初めてだったのですけど、自分の動きをコントロールするというのはとても難しい事なんだなと思いました。
役者の方は本当に細かい動きとか全て意識して演じられていると思うので、それはとてもすごい事なんだと改めて感じました。
芦田:そんな事ないですよ。私はCM撮影が藤井さんと別々だったので、CMの完成したものを見れるのがすごく楽しみです。
藤井:ありがとうございます
Q.伊右衛門にはおみくじがついていますが、縁起を担ぐ事はありますか?
芦田:本当に伊右衛門はきれいな緑になりましたよね。ラベルを剥がすとおみくじが付いているんです。こういうかわいい絵のおみくじがついているんです。
藤井:結構、対局前は結果が気になってしまいそうです。
芦田:そうですよね。対局前は。ぜひおみくじは対局が終わった後にめくってみてください。金太郎と招き猫とかすごく縁起のいいイラストが描いてあって、すごくかわいいし、なんかテンション上がりますよね。
縁起を担ぐといえば、勝負の前に、対局の前などに縁起を担ぐためにやられている事とかあったりしますか?
藤井:対局の時に初手を指す前に必ずお茶を一口飲むようにしています。
芦田:そうなんですね。じゃあぜひそのお茶を伊右衛門に。対局が終わったらぜひラベルをはがして。
藤井:そうですね。剥がすのは対局後で。
芦田:ぴったりですね。そうなんだ。知らなかったです。
藤井:芦田さんは何か縁起を担ぐとか、ルーティーンとか何か、いかがですか?
芦田:私は小さい時にオーディションを受けに行った時は赤の服を着ていくと合格する確率が高かったので、結構赤を着ていくようにしていました。
藤井:そうですね。対局の時に扇子を使うことがあるのですが、やっぱり扇子の勝率とかは気になってしまいますね。どうしても。
芦田:あるんですね、やっぱり。
藤井:そうですね。勝率の良い扇子でいこうかなとか。
芦田:そうなんですね。
Q.どのようにしてプレッシャーをはねのけていますか?
芦田:藤井さんはいつも落ち着いていらっしゃって、堂々とされているイメージなんですけど、やっぱり対局前だったりとか緊張したり、プレッシャーを感じたりされる事もありますか?
藤井:やっぱり対局前は常に緊張感はあります。なので初手にお茶を飲んで心を落ち着かせてというふうに思っています。
芦田:お茶飲んでリラックスして、なんですね。やっぱりその緊張とかを跳ね除ける為にというか、その為に何かされたりとかもするんですか?
藤井:そうですね、特別な事はあまりしていないんですけど、やっぱり目の前に集中するというのが大事なのかなというふうに思っています。
芦田:そうですよね。対局に集中して。
藤井:そうですね。はい。芦田さんは小さい頃から色々な経験をされていますけど、緊張された時はどうされていますか?
芦田:結構私は心配性なので、緊張しがちで、緊張する事は多いんですけど、ちょっと緊張している時の方が逆に集中力が高まるというか、物事に集中して自分のベストが尽せるような気がしていて、なので、緊張することが悪い事だとは思ってないですね。跳ね除けるためにみたいには思ってないです。同じですよね。やっぱり目の前の事に集中するって大事ですよね。
藤井:さすがです。自分も真似たいと思います。
芦田:そんな事ないです。もちろん緊張し過ぎもうまくいかなくなってしまうんですけど、適度な緊張感も大事なのかなって思ったりします。
Q.将棋を始めたキッカケはなんですか?今の仕事についていなかったらどんな仕事を選んでいましたか?
芦田:藤井さんはどういうキッカケで将棋を始められたのですか?
藤井:5歳の頃に祖母にルールを教わって遊んだのがキッカケです。
芦田:そうなんですね。そこから面白くなってどんどんのめりこんでいかれてという感じですか?
藤井:そうですね。祖母が初心者ですぐに勝てるようになったので、それが楽しくてどんどんはまっていきました。
芦田:そうなんですね。もし、将棋のプロになっていなかったら何になられていたと思いますか?
藤井:そうですね。小さい頃は電車の運転士が憧れだったので、それを目指していたかもしれません。
芦田:そうなんですね。一回通りますよね。男の子は。電車かっこいいとか、乗り物かっこいい時代ありますよね。
藤井:芦田さんは今と別の仕事だとしたら何かありますか?
芦田:そうですね。なんだろう。私は外国で日本語を教える先生とかちょっと憧れますね。学校で日本語の文法を学んだ時に、普段毎日使っている文法なのに自分が知らないことが沢山あるんだという事が面白くて。じゃ、日本でも教えられるのではないかと思うんですけど、海外に住んでみたいという夢もあるので、海外で日本の文化に興味のある外国の方とかにもっと日本の事を知っていただきたいなと思って、そういう職業もいいなと憧れます。
Q.芦田さんのおすすめの本のジャンルはありますか?
藤井:芦田さんは読書家だとお聞きしましたが、何かおすすめの本のジャンルとかありますか?
芦田:おすすめというか、私が好きなジャンルになってしまうんですけど、「イヤミス」ってご存知ですか?
藤井:初めて聞きました。
芦田:「読み味が嫌なミステリー」の略なんですけど、あんまりおすすめするようなジャンルではないかもしれないのですが、お化けが怖いというのとは違って、人間心理の残酷さというか、やるせない部分というか、人間のどうしようもない部分がすごく出てくるミステリーになっていて、それがトリックとかになっていて、自分の生活と紙一重のところにある恐怖が感じられるというか。どうしようもない部分って分かってしまうだけに、すぐ後ろまで自分に恐怖が迫っているような気がして、読みながら思わず後ろを確認してしまうような、そんなハラハラが楽しめてすごく好きです。
藤井:なるほど。少し怖そうですが、少し頑張って読んでみたいと思います。
芦田:本当ですか。嬉しい。なかなか共感してくれる人が私の周りにいなくて、ぜひちょっとおすすめしたいなと思って。
藤井:自分は最近なかなか読む機会がなくて、今日おすすめを聞けて良かったです。
芦田:そうですよね。お忙しいですよね。ぜひ、レパートリーにお願いします。
Q.自分の中で大切にしていることや座右の銘はありますか?
芦田:藤井さんはずっと将棋の道を歩んでおられるわけなんですけど、自分の中で大切にしている事だったりとか、座右の銘だったりとかあったりしますか?
藤井:自分が四段に昇段した際に、知人の方から「無極」と書かれている関防印をいただいたんですけど、「どこまで行っても極まることのない、頂点がない」という意味で、その言葉を自分も大切にしていきたいなというふうに思っています。
芦田:なるほど。すごく大切ですよね、それって。やっぱり「満足せずにもっと常に高みを目指して」という事ですよね。素敵だなと思います。
藤井:ありがとうございます。
芦田:今のままでいいって思ってしまいそうですけど、そうじゃなくて、常に努力されているのはすごく素敵だなと思います。
Q.これからやってみたい事はありますか?
芦田:では藤井さん、これからやってみたい事とかあれば教えてください。
藤井:まずは棋士として、より強くなれるように一層頑張っていきたいなというふうに思います。後は今までは通勤通学が唯一の運動だったので、今後は運動する習慣をつけないといけないのかなというふうに思っています。
芦田:そうなんですね。ずっと座ってやられる競技ですよね。
藤井:そうですね。最近は正座がだんだんキツくなってきて。
芦田:そうなんですか?
藤井:もうちょっと運動したいと思います。
芦田:じゃぁ、ぜひ運動をしつつ、ますます強くなられるのをぜひ応援させてください。
藤井:はい。ありがとうございます。芦田さんはこれからやってみたい事などありますか?
芦田:そうですね。私はやっぱりお芝居をするのが好きなので、色々いままでやった事ない役だとか、いろんな役を演じてみたいですね。
藤井:どんな役に興味がありますか?
芦田:そうですね。二重人格の役とか、ちょっと興味がありますね。なんか演じがいがありそうだなと。私、ZUMBAという、エアロビではないんですけど、ダンスをして体を動かすエクササイズにみたいなのに少しハマっていまして、もし良かったら検索してやってみてください。
藤井:そうですね。自分はリズム感が全くないので難しそうですけど挑戦してみます。
芦田:なくても少しずつきっと。
Q.最後に一言お願いします
芦田:今日は本当に色々お話しいただきありがとうございました。本当に楽しかったです。
藤井:こちらこそ本当にすごく楽しかったです。ありがとうございました。
芦田:ありがとうございました。また伊右衛門を通して共演させていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
藤井:はい。またよろしくお願いします。
<藤井聡太王位・棋聖×本木雅弘さん対談>
本木:初めまして。本木です。
藤井:藤井と申します。よろしくお願いします。
本木:どうでした?撮影?
藤井:初めてだったので、緊張して。勉強になりました。
本木:でも、普段対局の時もカメラの存在はあるじゃないですか。終わってからも近くでインタビューされたりして。カメラ自体には慣れてらっしゃるんですよね。また違った雰囲気でしたか?
藤井:はい、そうですね。やっぱり対局の時だとあまり映っている事を意識しないので。
本木:そうですよね。集中している所が違いますよね。
本木:でもあの、ちらっとネットで藤井さんの話とか見たりとか、普段ニュースで拝見しているんですけどね、
藤井:ありがとうございます。
本木:恩師の方の言葉の「どんどん食べて、ばんばん打て」それをご自分で解釈されて「どんどん食べて、たくさん学べ」というふうに解釈されているというふうに聞きましたけど、それなんか素晴らしいなと思って。本当に。将棋の世界は分からないんですけど、本当に楽しみです。この先も。私も例えば、野球の世界とか分からなかったけれど、イチローさんの引退会見とかも含めて、イチローさんのその言葉とかっていうのは、やっぱりその領域というか、その世界を見た体験した方でしか語れない言葉みたいなのがあるので、これから将来、この世界を担っていって、藤井さんにしかきっと経験できない、到達する世界というのがあると思うので、そこを通過されての藤井さんの言葉っていうのをすごく楽しみにしています。
本木:今も特別、なんかこう、心が揺れたりとかしてないんですね。緊張とかあんまり見えない感じですけど。
藤井:あ、いえ、でも今日は特に緊張しました。
本木:そうなんですか。
本木:参考までに、好きな食べ物はなんですか?こんなのよく聞かれてます?
藤井:結構毎回違う事を答えてしまうんですけど。
本木:え、そうですか?
藤井:あ、そうです。
本木:一つ知っていますよ。お母さんの作った辛いカレー。ですよね。その前に何か一つあったけど、なんでしたっけ?
藤井:そうですね。カレーか麺類と答える事が多いんですけど、結構二つとも自分の中では差がないので。
本木:そうですよ。恩師がよく連れて行ってくれたラーメン屋さんというのがあるんですよね。そこのラーメンはいまだに食べてらっしゃるという話と、あと、あの、好きな曲がスピッツの、えっと、「魔女旅に出る」。合ってます?
藤井:はい。
本木:あれが屈指の名曲だと。
本木:カラオケに行ったりとか、今はこんな時期であれですけど、カラオケに行ったりとかは?
藤井:いえ、カラオケは経験がないです。
本木:そうですか。これも聞かれると思いますけど、自分なりのリラックスタイムというのはどんな時間なんですか?何をしてるような時間?
藤井:結構普段から常に割とリラックスしているので、特別なにか意識しているという事はないんですけど。
本木:じゃ、逆に対局の時だけぐっとこう、集中力というか、緊張感をうまく自分で煽って使う感じ?
藤井:あ、そうですね。ま、でも対局はやっぱり特に持ち時間が長い対局が多いので、その時だとやっぱり、ずっと集中するというのは結構難しいので、大事な局面でなんというか、集中していられるようにと思っています。
本木:あ、じゃ、対局中ずっと緊張感を保つというよりも、その中でのキュッと使い所、緊張感の使い所というか、集中力を発揮する所と、変な言い方ですけど、なんとなくこう流しているというか、俯瞰しているというか、そういうような時間帯があるんですか?
藤井:あ、そうですね。
本木:対局中に。
藤井:そういう、自分の中でリズムをつけて、はい。
本木:例えば、あと、お芝居なんかでは、
藤井:はい。
本木:いただいたセリフをなんとなく自分でこなしながら、自分なりに「あ、なんとなくうまく行っているな」というのと、そうじゃないな、という時があって、そういうのは自分でも感じる時はあるんですか?その日の調子というか、その試合の、こう、流れで感じている気分とか。調子というか。
藤井:考えている時はその時の自分のコンディションの良し悪しというのはやっぱり結構感じる時が多いです。
本木:それを、自分なりに調整していくっていうか、自分なりでここが山だなと感じる時はあるんですね、きっと。
藤井:あ、そうですね、やっぱり、特に将棋だと終盤が大事なので、そこで、なんか、最後しっかり、集中して読めるようにとは思っています。
本木:なるほど。これも聞かれるかもしれないんですけど、自分なりに分析して、ご自分の一番強みとなっているのはどういう部分なんですか?
藤井:んー、強みですか?
本木:なんか漠然とした事でもいいですけど。こういうタイプとか。こういう性質とか。試合の時はこうなるとか。
藤井:そうですね、なんか、自分の弱みというか課題はよく考えるんですけど、強みはあまり考えた事がなかったなと。
本木:それが王者の風格なんだな。なるほどね。そんなものに頼らないわけね。参考までに、好きなアイドルとか?
藤井:いや、全く。
本木:将来、一応もし、結婚するならどのような女性と一緒になりたいですか?
藤井:いや。さっぱりですね。さっぱり。
本木:そう。
本木:結構負けず嫌いな性格というふうに、なんか書かれてましたけどね。
藤井:あ、そうですね。昔はそうだったかと思いますけど。
本木:あと、よく将棋の事を考えすぎてて、ドブに落ちたとかっていうお祖母さんの話は、お祖母様の。
藤井:小学校の低学年の時なんですけど、そうですね、一回そういう事があって、やっぱり、歩く時は前を見ないといけないんだと。
本木:素晴らしい。最後に、伊右衛門を飲んだご感想をお願いします。
藤井:今回の撮影の中で伊右衛門を飲ませていただくシーンがあったんですけど、やっぱりカメラで撮りながらというのは自分にとっては初めてなので、なんかすごく緊張してしまって。
本木:お味自体はいかがでしたか?
藤井:そうですね、やっぱり、すごい、なんかキレイな色で、飲んでみてもすごくなんか爽やかな香りがした気がします。
本木:爽やかな香りがしたそうです。素晴らしい。ありがとうございました。ご苦労様でした。
<藤井聡太王位・棋聖×本木雅弘さんコメントリレー>
藤井:本木さんは日頃、撮影で緊張する事はありますか?緊張の乗り越え方を教えてください。
本木:そりゃね、ありますよ。緊張する事も。これはね、キャリアとか慣れとかそういう事じゃないですね。突然襲ってくるしね、思いがけなく緊張すること良くあるんですね、で、そんなに特別な方法でもないんですけどね、最近はまぁ、あんまりやらないんですけど、よく、人人人って書いてペロって舐めるとか飲み込むってあるじゃないですか。あれに近いんですけどね。大昔、アカデミー賞の取材に行った事があって、そこで、キャシー・ベイツさんという大女優さんにお話を聞く機会があって、その時に同じ様な、逆に質問をした事があって、そしたら、ほら、赤ずきんちゃんてさ、狼に食べられちゃうじゃない。だけどそれを逆に、狼を自分で食べる、狼を自分で食べる、狼を自分で食べる、っていう風に、狼を自分が飲み込むという風にイメージして、自分を集中しながら奮い立たせていくっていう風に演るって聞いたんですね。それが結構、一時期使っていましたね。ぐっとちょっとね、自分の気持ちを大きく強く、奮い立たせるっていうそんな感じですかね。
18歳、大人に近づいていますが、藤井さんはどんな大人になりたいですか?
藤井:まず棋士としてより実力を高めていけるようにしたいと思っています。その上でより多くの方に将棋の面白さ、魅力を知っていただけるように努めていきたいなというふうに思っています。
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