タイで巨大トカゲがコンビニを襲撃するという事件が発生した。
タイメディア「タイラット」は巨大トカゲ1頭がコンビニに押し入り店内に居た客は逃げ出したという。
事件が起きたのは4月6日午後で、タイのナコーンパトム地域のコンビニに突如として巨大トカゲがコンビニに来店した。コンビニを急襲した巨大トカゲは、全長1.8メートルほどの巨大トカゲだった。川岸にいるはずのトカゲがコンビニに現れると、驚いた客たちは逃げ出し職員も客もみなパニックに陥り、カウンターの後ろに身を隠した。
その間もトカゲは悠々とコンビニ店内を歩き回った。現場の映像には、コンビニの冷蔵庫のドアを開けようとして失敗したトカゲが、すぐ横の陳列台に這い上がる姿が映っている。またトカゲが商品の上によじ登り陳列された品物が崩れていく様なども捉えられている。売場の中はそれこそ乱闘場となった。陳列台を総なめにするトカゲを見て、客らは再び悲鳴を上げた。
映像を撮影した客は「コンビニに入ったところ、巨大トカゲを見た。飲み物を買おうとしたが、巨大なトカゲが冷蔵庫のすぐ前にいたため無理だった」と明らかにした。それとともに「巨大トカゲは非常に危険な動物だ。特に、興奮状態の時は絶対に近づいてはいけない。私も後ろに下がって現場を撮影した」と付け加えた。
通報を受けて出動した救助隊は、巨大トカゲをコンビニの外に連れ出した後、近くの茂みに誘引して追い出した。現地メディアは、数ヵ月間雨が降らない乾燥した天気の中で日照りが深刻とになり、トカゲが餌を求めて民家を訪れたと推測した。しかし、飢えた巨大トカゲのコンビニ乱入は、何の成果もなく終ってしまった。
体長が最大3メートルに達するミズオオトカゲ(学名:Varanus salvator)は、川岸や沼、平地に主に住み、肉食性で小さな哺乳類や魚などを食べる。ベンガル湾からフィリピン諸島までの南アジアやオーストラリアなどに分布する。
人を食べることはないが噛みついたり鋭い爪があり非常に危険だという。