【簡単に説明すると】
・大気汚染の影響により知能が低下する?
・影響により1年分の学習量を失う
・アメリカ研究チームが発表
アメリカのイェール大学所属のイェール公衆衛生学校(Yale School of Public Health)の研究グループが2010年~2014年の間に中国全土の2万人を対象に言語と計算のテストを行った。
その結果、大気汚染の度合いが酷いほど点数が低い結果となった。また男性の方が女性よりも大気汚染の影響を受けやすく知能低下が大きくなる。
今回の研究を実施したイェール公衆衛生学校のシチェン教授は「汚染された空気は、すべての人に影響を与える。1人1年間勉強する学習量を失うレベルだ」と説明した。
更に「大気汚染の影響は高齢者になるほど悪影響。特に64歳以上の低学歴男性が該当する」と語った。
一例として大気汚染がひどいときに入学試験を受けると学生に影響が出る。実施された別の研究でも大気汚染が悪影響あるという結果が出たことがあるが、全ての年齢層と男女を分けて研究を行ったのは今回が初めて。