フロリダ州にあるレストランにて1月1日、家族が食事をしている際に見かけた奇妙な光景を店員を目撃した。
家族は普通に食事をしているかのように見えたが実はそうではなかった。
一人だけ食事もせず離れた場所に座っている子が居たのだ。その子は何も注文されておらずただ席に座っているだけ。
店員は注文を忘れているかのように家族に「ほかに注文はありませんか?」とわざと聞いたとろ、両親は「大丈夫だ」と答えた。
店員はこのときに虐待を察知した。そこで子どもをよく観察すると、顔や腕にアザが見つかり、店員は驚き紙に「大丈夫?」と書いて親にバレ無いように子どもに見せた。すると子どもは首を横に振った。つまり大丈夫じゃないということだ。次に店員は「助けが必要?」と紙に書いて見せたら子どもはうなずいた。
店員は状況をマネージャーに説明し警察に通報。警察の捜査の結果、子どもは11歳で継父から酷い虐待を受けてきたことが分かった。継父なので実の父親ではないが、母親は実の母となる。しかしそれを見て母親は止めなかったという。
継父のティモシー・ウィルソン(36)は子どもを常習的に暴力を加え、倉庫に閉じ込めたり、手錠を掛け身動きとれなくしていた。
11歳の子は体重が減っており、同年代の子より平均体重が9キロも少なかったほか、全身が傷だらけだったという。
また母親であるクリスティン・スワンも虐待などの容疑で起訴された。
ちょっとした店員の機転から子どもを救ったという話である。