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2024/04/09 11:00:57
まとめサイトで記事のタイトルとして良く使われる手法の一つに、重要な箇所を伏せ字にするメソッドだ。「あの芸能人の○○が判明」「○○して大騒ぎに」など気になる箇所をかくしてクリックさせて記事に誘導するというもの。
しかしこの手法は効果があるどころかCTRが下がっているという見方がある。
Googleでは見出しやディスクリプション、H1、H2、本文などからキーワードを拾ってくるが、この中の見出しが伏せ字になっているのではSEO対策されているとは言えない。それどころか肝心のキーワードを自ら消してしまっていることになる。
これの逆を行ったユーチューバー、ジェラードンは見出しとサムネイルで動画の全てを説明してしまうという手法を取り大成功。登録者数は125万人にもなっている。
代表的タイトルは以下の通りだ。
・貫禄ありすぎて、迷子センターに自ら来たのに、父親と間違われる子供
・パソコンでAV見てたら、急にお母さんが入ってきて慌てて卒論データ消しちゃって絶望
・お母さんとのお買い物中に同級生に遭遇して、かっこつけるクラスの陰キャ
上記のジェラードンの動画タイトルをまとめサイトメソッドにすると、以下のようになる。
・貫禄ありすぎて、迷子センターに自ら来たのに、○○と間違われる子供
・パソコンで○○見てたら、急にお母さんが入ってきて慌てて卒論データ消しちゃって絶望
・お母さんとのお買い物中に○○に遭遇して、かっこつけるクラスの陰キャ
引用元:https://www.youtube.com/@gerrardon
そもそもまとめサイトの伏せ字タイトルは期待を煽る程の物なのかと疑問に思えてくる。そんなに煽るなら相当凄い内容なのだろうと見てみると予想通り、もしろくはそれ以下の記事ばかり。それの繰り返しで読者側も伏せ字タイトルをわざわざクリックするのが面倒になっている。それなら伏せ字をやめて普通に書いた方がCTRが上がるというわけだ。
最終的に、インターネット上での情報の消費が急速に進化している今、読者の注意を引きつけるためには、明確で直接的なタイトルが重要だ。「○○だった」のような伏せ字を用いたタイトルは、かつては興味を引く手段として効果的だったが、現代のウェブユーザーはより具体的で透明性のある情報を求めている。
伏せ字を使うことで、一時的には好奇心を刺激するが、それは長期的な信頼や関与を築く上で逆効果となることが多い。読者は、タイトルから記事の内容を明確に理解し、それが自分の関心やニーズに合致しているかを即座に判断したいと考えている。
そのため、CTR(クリックスルーレート)を向上させ、読者のエンゲージメントを深めるためには、伏せ字を避け、内容を正確に反映したタイトルを用いることが賢明だ。これにより、より多くの読者が関心を持ち、信頼できる情報源としてのサイトの地位を確立することができわけだ。
今後のウェブコンテンツ制作においては、透明性と明確性を重視し、読者にとって価値のある情報を提供することが、サイトの成功に不可欠です。伏せ字タイトルは過去のものとし、今日のデジタル時代に適応した新しいアプローチを取り入れることで、より効果的なコミュニケーションが可能になる。
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