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2024/09/10 04:34:45
ただ立体メガネをかけて立体映像を楽しむという既存の立体視ではなく、芸人がネタを演じる様子が3DCG映像として収録されており、ディスプレイ上部のカメラが視聴者の両目の位置をトラッキングし、それぞれの目の位置にあわせて映像を表示することで立体視ができる、というものだ。
真上から見たら真上の視点、横から見たら横から、もちろん真正面からも見ることが可能。
演芸場で見れる芸人はハリウッドザコシショウ、錦鯉、やす子の3組で、それぞれ約4分ずつ。
また複数のディスプレイが置かれているが、それぞれ引きだったりアップだったり、斜め前からの映像だったりと少しずつ見え方が異なる。
Sony Park Miniの「演芸場 Mini」は無料で入ることができるので立ち寄った方は是非この立体を楽しんで欲しい。カフェも併設しているほか、芸人のグッズも販売されている。
今回は担当のソニーグループ株式会社 福嶋宏崇さん、ソニーPCL株式会社 池田康さん、増田徹さんに話を聞いてみたところ、「ボリュメトリックという技術があり、我々もこういう見せ方ができると色んな可能性についてソニー内でもプレゼンしていたんです。今回はそれが芸人さんと組む形で実現できるのが面白そうだったので、Sony Park Miniチームとの企画に取り組むことにしました」とのことだ。
※ボリュメトリック技術…人物や空間を丸ごとキャプチャし、いわゆる自由視点映像を可能にする。
なお、撮影の際、「カメラの台数は100台以上使ってます」とのこと。「上方、正面、左右、天上」などありとあらゆる場所にカメラを設置したという。
※「清澄白河BASE」ボリュメトリックキャプチャスタジオ
https://www.sonypcl.jp/kiyosumi-shirakawa/volumetric-capture_studio.html
また、見ている人が裸眼で違和感無く立体視が楽しめるのは、ディスプレイの上部に設置されているカメラが主に人の目をトラッキングしているからだという。
今回お笑いでやろうとした切っ掛けについては「Sony Park Mini冬の連続プログラムという流れで、「お笑い」というテーマが先にあって、ほかには無い体験をしていただくためにどういう形が良いのかと考えた結果このような見せ方になりました」と立体の演芸場になった経緯を語ってくれました。「このSony Park Miniに実際に芸人が登場するのは難しいので、ならソニーのテクノロジーを見せたかった」と過去のSony Park Miniのような、ソニーならではの技術を提案したという。
また今後はスポーツだったり音楽ライブだったりにも活用できるそうだ。また技術的には解決していない部分もあるだが、ライブも一応可能ではあるという。ただ解決するにはあと数年待って欲しいとのこと
Sony Park Miniの「演芸場 Mini」は2024年1月16日(火)~2月5日(月)まで期間限定開催。時間は11時~19時となっている。
場所:銀座駅 B9出口出てすぐ
入場料:無料
〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目3番1号地先 西銀座駐車場地下1階
https://www.sonypark.com/mini-program/list/045/
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