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2024/09/10 04:34:45
フローチャートとは、日本語で「流れ図」とも呼ばれ、仕事の手順やプロセスを、長方形・円形・ひし形などの図形と矢印を用いて図解したチャートのことです。
日本語で「流れ図」とも呼ばれ、仕事の手順やプロセスを、長方形・円形・ひし形などの図形と矢印を用いて図解したものがフローチャートです。
元は、システムの構造やアルゴリズムなどを視覚的に表現する方法として用いられ、プロセスを理解するために活用されていました。
誰が見てもひと目でわかるように、図形や記号で整理することで全体を俯瞰的に把握し、どこに問題があるかを見つけやすくなります。
システム開発や製造プロセスによく使われるイメージがあるフローチャートですが、実はさまざまな場面で活用することができます。特に複数人が関わるプロジェクトなどでは、いつ・誰に・何を確認するのか、決定事項によってどのようなステップが想定されるのかということを体系的に理解することで、プロジェクトの進行をスムーズに行うことができます。
今回は、商品企画のための新規プロジェクトを進めることを想定し、オンラインホワイトボードのmiroが提供しているスイムレーン図というフローチャートのテンプレートを利用してみましょう。フローチャート作りに慣れていない場合は、このようなテンプレートを活用することで初めてでも簡単に作成することができます。
スイムレーン図は、プロセスの開始から完了までの流れをマッピングするためのフローチャートです。全体をひとつのプールに例えており、担当者/組織グループごとにレーンで仕切り、タスクやプロセスを横並びに可視化する方法です。
スイムレーン図を使用することで、チームや所属が違う担当者であっても時系列でフローを確認することができ、スムーズなプロジェクト進行をサポートしてくれます。
作成したスイムレーン図を見てみましょう。昼ドラのような複雑な相関図にも見えますが、実は記号的にすっきりと整理されています。
左端に並ぶのは、新規プロジェクトに関わる要人です。色がついている営業局長とマーケティング部のマネージャーがキーパーソンであることが分かります。
左上、営業の斉藤さんから「新商品企画」がスタートしますが、右上のゴール「企画完成(社内プレゼン実施)」にいたるまでには、他の4名との連携が必要なことが分かります。
上段3つが営業部で、下段2つがマーケティング部です。スイムレーン図の真ん中あたり、すなわちプロセスの中間地点で、部を跨いだ連携が発生するということがわかります。そして、チェックフローにメモされている「●営業日」ということをヒントに、スケジュール設計に余裕を持たせることも忘れてはいけません。
新規プロジェクトが動き出す場合、どこかのプロセスで遅れが生じることはよくあるでしょう。だからこそ、ゴールからの逆算で、どのプロセスにどれくらいの時間がかかるのか、誰を巻き込むべきなのか、をあらかじめ俯瞰的に把握できていることがとても重要になります。
スイムレーン図のようなフローチャートを日々の業務を効率的、かつ正確に進行していけるよう、活用してみてはいかがでしょうか?
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